ささづ苑では、将来あるべき姿として「福祉職が選び、地域から選ばれる法人」「地域福祉を支え、進化する企業」を目標に様々な活動に取り組んでいます。
その中で、多くの方々にささづ苑を見学していただき「この施設で働きたい」「幸せがあふれるその場所で、共に自分を高めていきたい」との言葉をいただくようになりました。ささづ苑のケアが認められている、それこそが「ユニットケア」でした。
そこで、法人は「ユニットケアを法人のスタンダードに」と掲げ、法人全体でユニットケアを学び、推進し、実践に向けて取り組んでいます。
- ユニットケアについて
- → 一般社団法人 日本ユニットケア推進センター (unit-care.or.jp)
ユニットケアへの取り組み
職員の育成(研修の開催)
ユニットケアを実践するにあたり、ユニットケア推進チームが中心となり研修会を開催しています。
ユニットケアを推進する上で建物の構造は大きく影響します。しかし、従来型施設でもハード面を変えずに、個別ケアを目指していくことはできます。
理念は同じであり、入居者の視点で考えられるように職員の意識を変えるところから取り組んでいます。
ささづ苑での取り組み内容
- ① 生活を感じられるようにしつらえの変更
- ② 食べる楽しみの充実
- ③ 様々な場面におけるプライバシーの配慮
- ④ 法人内における他部署間見学会
セミパブリックスペース
食事の配膳風景
排泄介助風景
季節を感じるしつらえ
各部署の取り組み
かすがユニット部の取り組み
- 皆さんが共有する場所はリラックスできて話しやすい、居心地の良い空間となるように工夫しています。入居者様の個性や出来ることを大切にしながら、自分らしい生活となるよう支援を行っています。
さるびあ課の取り組み
- さるびあ課に新たなキッチンができ、昼食時には入居者様に盛り付けを手伝っていただいています。陶器の食器の音や調理の匂いなど、より家庭に近い雰囲気となるようにしています。
すずらん課の取り組み
- すずらん課では炊飯、味噌汁作りを入居者様と一緒に行い、盛り付けも一緒に行います。また、主食は季節に合わせたメニューを考えながら提供しています。ご自宅での生活の延長のような雰囲気です。
ユニット課の取り組み
- ユニットでは生活空間コンテストを行い、リビングや各居室を入居者様に合わせたものに変更しました。「ひだまり」では一人で過ごせる場所を増やし、「こもれび」では車椅子使用の方が目や耳で楽しめるようしつらえをこまめに変えています。各居室も、その人らしさを存分に表した居室作りができました。